NinjaOne(旧称 NinjaRMM)は、マネージドサービスプロバイダー(MSP)や社内ITチーム向けに設計された、クラウドベースのIT管理プラットフォームです。リモートモニタリング、パッチ管理、自動化、バックアップ、ITドキュメント管理など、日々のIT業務に不可欠な機能を1つの直感的なインターフェースに統合。Windows、macOS、Linux、モバイルデバイスにも対応しており、50台の端末から数万台規模の環境までスムーズに管理できます。
主な機能
-
リモートモニタリングと管理(RMM)
端末の状態、ソフトウェアの動作、パフォーマンスをリアルタイムで監視。異常を検知すると即座に通知し、安全なリモートアクセスで迅速に対応可能。 -
パッチ管理
Windows、macOS、LinuxのOSや、数百種類のサードパーティアプリのパッチを自動配信。CVEやCVSSによる脆弱性スコアでリスクを可視化し、更新の優先度を判断。 -
自動化とスクリプト
繰り返し発生するタスクを自動化。例えば、アプリインストールやサービスの再起動などを条件付きで実行可能。 -
バックアップと復元
ファイル、フォルダー、ディスクイメージのクラウドバックアップをサポート。暗号化されたバックアップで、ランサムウェア対策も万全。 -
モバイルデバイス管理(MDM)
iOS・Androidデバイスの一元管理。アプリ配信、セキュリティポリシーの適用、リモートワイプなどの操作が可能。 -
ITドキュメント管理
デバイスの関係、パスワード、ライセンス、手順書などの情報を安全かつ効率的に保管・共有できる内蔵ドキュメント機能。 -
PSA連携と外部統合
ServiceNow、Freshservice、Autotask、HaloPSA、ConnectWiseなどの主要なサービス管理システムと連携し、チケット管理や作業フローを自動化。
主な活用事例
-
MSP向け:複数の顧客環境を一元管理し、自動化によって省力化とサービス品質向上を実現。
-
社内ITチーム向け:ハイブリッドワークやリモートワーク環境の端末を効率的に保護・運用。
-
医療・教育機関:GDPRやHIPAAなどの規制に対応しつつ、現場への訪問を減らして運用効率を向上。
-
行政・非営利団体:インフラコストを抑えながら、高い可視性とセキュリティで信頼性の高いIT管理を実現。
導入のメリット
-
一元管理:すべての端末、アラート、作業履歴を1つの画面で確認・操作可能。
-
コスト削減と効率化:自動化により人的リソースを最適化。ヒューマンエラーも削減。
-
セキュリティ強化:セキュリティポリシーの強制適用や即時復元により、攻撃や障害への耐性が向上。
-
スケーラビリティ:小規模から大規模環境までスムーズにスケール可能なSaaS型アーキテクチャ。
-
迅速な導入:複雑なインストールやトレーニング不要で、通常1週間以内に本稼働が可能。
ユーザー体験
NinjaOneは、モダンで分かりやすいUIを備え、IT担当者がストレスなく作業を行える設計になっています。重要機能へのアクセスは直感的で、スマートフォンやタブレットでも快適に操作可能。多くのユーザーが従来の複数のITツールをNinjaOneひとつに置き換えることで、業務の可視化と生産性を大きく改善しています。サポート体制や機能アップデートの頻度にも高い評価が集まっています。